イカ山の炉端放浪記

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ハースストーンの2021年度スタンダードをわかりやすく解説

今回の記事は、2021年度のハースストーンのスタンダード、特に「コアセット」についてわかりやすく解説しました。2021年度から、ハースストーンのスタンダードの仕組みが大きく変わります!

公式記事はこちら

playhearthstone.com

何が起こるのか簡単に説明すると、「基本+クラシックは廃止。新たに1年毎に更新される基本セットが導入される。」のです。ワクワクしますよね!

・ハースストーンから少し離れていた人

・バトルグラウンド、闘技場、デュエルなど別モードをメインにプレイしている人

・ハースストーンは知っているが、プレイしてこなかった人

にわかるように、コアセットを1から解説しています!

これまでのハースストーンのスタンダード

スタンダードに関する年表を簡単に書いてみます。

 

2014年3月   ハースストーンリリース※2015年10月日本語化

2016年4月   ”スタンダード”導入

2020年4月   初の新ヒーロー”デーモンハンター”追加

2021年3or4月 ”コアセット””クラシックフォーマット”の導入

 

簡単に説明していきます。

・2016年4月にスタンダード制が導入されました。これは、メインモードで使用可能なカードプールが入れ替わっていく事で、他のカードゲームでいうローテーションに当たります。

ハースストーンでは年間3つのカードセットがリリースされ続けているのですが、

①その年と前年にリリースされたカードセット

②基本カード(全プレイヤーが無料で入手できるカード群)

③クラシック(”クラシックパック”から入手可能な、ローテーションしないカードセット)

が「スタンダードフォーマット」で使用できるカードとなりました。

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(2016年4月のケースだと、2014年リリースの2つの拡張はスタンダードで使用不可になりました。このような形で毎年4月に2年前リリースの拡張が”スタン落ち”となります。)

同時に、全てのカードが使用可能な「ワイルドフォーマット」も導入され、ハースストーンは約5年間2つのフォーマットが存在していました。

 

・2020年4月に初の新クラス「デーモンハンター」が追加されました。新クラスという事もあり特殊な方法でカードが追加され、

①基本カード(10枚)

②「新参デーモンハンター」カードセット(20枚)

③「灰に舞う降魔の狩人」カードセット(15枚)

の45枚がデーモンハンターのカードプールとなりました。

このうち、

基本カードはローテーションしないカード

新参デーモンハンターは2021年度にスタン落ちするカードセット

灰に舞う降魔の狩人は2022年度にスタン落ちするカードセット

 

という事で説明がなされていたのですが、ここまで書いた仕組みが大幅に変更されるというのが、「コアセット」の導入なんです!

コアセットって何?

コアセットとは、「基本カードとクラシック、リリースから7年経って使われなくなっちゃった…なのでスタンダード入りするカードを厳選しつつ再録などもして毎年更新していく事にしました!カード集めるの大変だろうから全部無料で!」

 という事なんです。カードプールの変化をグラフにしてみました。

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・「使われる」カードプールにする事で、デッキに多様性が産まれる

・カード枚数の減らす+無料にする事でプレイヤーの負担が減り、新規復帰プレイヤーにより優しくなる

・毎年更新されるので、既存プレイヤーにも新鮮な体験となる

・デーモンハンターのカード枚数の調整(クラシックにカードが無い為)

 

事などがコアセット導入のメリットではないでしょうか。

拡張版のローテーションの仕組みに変更はありません。そのため、2021年度は爆誕!悪党同盟!”と”突撃!探検同盟”と”激闘!ドラゴン大決戦””ガラクロンドの目覚め”の4つがコアセットの導入と同時にスタンダードでは使用不可となります。

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コアセットの開放条件

基本セットと同じ仕組みです。

コアセットのクラスカードは各クラスのレベルを10まで上げると全て開放され、

中立カードは全クラスの合計レベルが60になると全カードが開放されます。

そのため、無料ですぐに開放される(既存プレイヤーは何もしなくてよい)システムになっています。

 

つまり、基本+クラシックがコアセットに置き換わるというのが、2021年度スタンダードの大きな変更点です。ここからはコアセットについて、出ている限りの情報を分析してみました。

コアセットのカードプール

先に出したグラフをもう1度見てみましょう。

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これまでよりカードが148枚減る事となります。一方で、基本+クラシックで採用するカードはある程度限られていたため、枚数減少による影響はそこまで大きくなさそうです。

ここからは、コアセットの内訳毎に注目ポイントを見ていきます。

 

①基本再録143枚→54枚(クラスカード100→41枚、中立43→13枚)

スタンダードに残るのは約4割で、クラスカードは1クラス10枚→約4枚となります。

特に注目のクラスはメイジです。

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メイジは基本カードが特に強力で、この中から4枚しかスタンダードに残らない(かもしれない)と考えると、影響はかなり大きそうです。

 

中立で強いカードは酸性沼ウーズしかありません。一方で突撃カードが5枚、呪文ダメージ+が4枚もあります。何枚残るかによって、発見やランダム召喚のバリューに影響がありそうです。

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 より詳しくカードを見たい方はこちらをご覧ください!↓

https://playhearthstone.com/ja-jp/cards?set=basic

②クラシック再録240→88枚(クラスカード135→54枚、中立105枚→34枚)

数字だけで考えると、1クラス15枚のクラスカードのうち6枚がスタンダードに残り、中立は3分の1が残ります。

これだけ枠があればクラス、中立ともに主要なカードは再録されそうですが、注目ポイントはパワーカードの扱いです。

クラシックの代表的なパワーカードを挙げるなら、

魔法使いの弟子

影隠れ

腹裂き

エドウィン・ヴァンクリーフ

炎のインプ

シールドスラム

鎧職人

乱闘

熱狂する火霊術師

ガジェッツァンの競売人

アレクストラーザ

マリゴス

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辺りでしょうか。

このうち、エドウィン・ヴァンクリーフは非公式ではありますが、来年度のスタンダートでは使用不可になることを中の人が明言しています(情報元↓)

beerbrick.com

こういったカードがこれからもスタンダードで使えるのか、それとも強すぎるという事でスタン落ちするのかは注目しておきましょう。

より詳しくカードを見たい方はこちらをご覧ください!↓

https://playhearthstone.com/ja-jp/cards?set=classic

③ワイルド再録(クラスカード1271→36枚、中立695→19枚)

ワイルドのカードは、約2000枚→55枚しか再録されない超激戦区です。クラスカードは各クラスに4枚ずつ追加されると思われます。また、17拡張があるので、平均すると1拡張辺り3~4枚が再録されそうです。
注目ポイントは、やっぱりメインカードの再録でしょう。コアセットに強いカードが多く入る事は考えづらいですがそれでも、それでも!
カザカスジリアックスなど大活躍したカードの再録をどうしても期待してしまいます。ここの枠が一番気になるなぁ…

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④灰に舞う降魔の狩人再録(デーモンハンター15枚→4枚)

全部で15枚ある狩人のデーモンハンターのクラスカードのうち、4枚が再録されるようです。

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ここで「ん?」と思ったあなた、正解です。「灰に舞う降魔の狩人」は来年度も使える拡張です。なのになぜ再録という記述があるのでしょうか?
ここからは個人的な推測ですが、コアセット導入の記事にこんな記載があります。

コアセットのカードは、一部が以前のセットからの再録カード、一部が人気カードのリニューアル版、そして29種類が完全新規のカードだ!

人気カードのリニューアル版、という記述にこの4種が該当するのではないかと考えています。

ちなみに、この15枚のうち7枚がナーフを受けています!うち4枚が、ナーフ前の性能に戻るorリニューアルをするのではないかと考えています。

 

⑤栄誉の殿堂再録(27枚→1枚)

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この枠は影なる姿で確定です。逆に言えばアジュア・ドレイクやドゥームガードのスタン復帰は無い事が確定しました。少し残念…

わざわざ影なる姿をスタンダードに戻すのか…という印象です。殿堂入り前でさえ使われたイメージが無いので、何かのシナジーがあるのかもしれないですね!もしかしたら、縛鎖のラザスタン復帰もあるかもしれない?

⑥新規カード(クラスカード20枚、中立9枚)

完全新規カードも29枚追加されます!前回のミニセット、ダークムーン・レースが全部で35枚だったので、ボリュームのある枚数です。楽しみですね!

7.新参デーモンハンター再録(20→4枚)f:id:inayamat:20210211214646j:imagef:id:inayamat:20210211214656j:image

スタン落ち予定だった新参デーモンハンターからも4枚が再録されます。

特にバトルフィーンド、二連斬、アンバーウイングなどデモハンを支えてきたパワーカードが多数あるので、これは嬉しい再録ですね。

 

コアセット、いつ発表?

2/19(金)の8:10~8:50のBlizzConlineにて一部が発表されると思われます。

その数日後に全カードが公式サイトにて発表されるようです。公開の瞬間を共有したい方はBlizzConLineを観よう!

blizzcon.com

おわりに

いかがでしたでしょうか?

コアセットの発表が楽しみすぎて、発表前に記事を書いてしまいました。

発表後にはスタン落ちしてしまうカード一覧の記事も書こうと思っているので、そちらもお楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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